クライミングについてあまり知識のない方は、クライミングの壁を初めて見たときに、こんな壁は筋肉をムキムキに鍛えないと登れるわけがない、と思うかもしれません。しかし実際に登っている人たちは、決してボディービルダーのような体をしているわけではありません。むしろクライミングにおいて余りにビルドアップされた体は不利になるといわれています。それは何故か?

クライミングは重力に逆らう競技

重力に逆らって運動をするクライミングにおいて体が「重い」ということは、それだけでハンデになります。筋肉をつけ過ぎると、そこから得られるパワーというメリットよりも、重さというデメリットの方がこの競技においては大きくなってしまうのです。

無駄な筋肉を付けない

まずクライミングに必要のない筋肉は鍛えない。そして重点的に鍛える必要がある筋肉は「広背筋」です。懸垂をやったことがない方は余りいないと思いますが、あの懸垂で鍛えられる筋肉が広背筋です。また懸垂は必ず何かを手で掴む必要があり、それは指の保持力のアップにも繋がります。これほど効果的なものはないと言っていいほど、懸垂はクライミングのトレーニングとして最適です。

ついで重要なのはバランスを取るために必要な筋肉で、特に体幹部の筋肉です。そこで気を付けなければいけないのは、腹筋や背筋のような大きい筋肉だけではなく、インターマッスルと呼ばれる体の深部にある筋肉群も鍛えることです。そうすることで大きい筋肉の連携がよくなり、バランスを取るのが容易になります。

この様なことに気を付けながら、クライミングに適した身体づくりを行ってみてください。